除毛クリームの原理・メリット・デメリットについてまとめてみた。
暑い夏には海水浴や普段着として素肌を露出する機会が増えるため、すね毛・ムダ毛を処理したいというニーズはグッと高まりますね。
近年では毛が生えていないことが清潔感の象徴として見られる傾向にありますから、男女に限らず、特に毛が露出する機会が増える夏前には脱毛を意識し始めるのがもはや一般的となってきています。
毛を簡単に処理できる方法として、最も手軽に除毛出来るのはやはり”除毛クリーム”を使うことです。毛抜きやカミソリを使う方法もありますが、肌を痛めやすいので近年では敬遠される傾向にあります。一方、除毛クリームはアマゾンなどインターネットショップで安価に購入できますし、痛みがほぼないので人気があります。
方法はとても簡単。適度な厚さにクリームを塗り、10分程度放置した後に拭き取る これだけで完了です。
こんなに便利な除毛クリームですが、もちろんデメリットはあります。
この記事では除毛クリームのメリット・デメリットについて纏めていますので、理解を深めて頂ければ幸いです。
除毛クリームで除毛できる原理とは?
除毛クリームの多くは、タンパク質を溶かす成分である”チオグリコール酸カルシウム”が主成分です。
人間の毛・髭はケラチンというタンパク質から出来ており、このチオコール酸カルシウムが毛の成分であるタンパク質をゆっくり溶かしていきます。
除毛クリームを塗って10分程度経過すると塗った部分がちぢれ毛になって、毛が溶解した状態になります。この状態でクリームを拭き取ることで、毛を千切って除毛するのです。
除毛クリームと脱毛の違いとは?
除毛クリームは表面の毛を除くもので、毛穴の奥深くにある細胞にはダメージを与えません。あくまでも表面の毛を除くだけですから、毛穴の奥に隠れている毛は無傷です。つまり、いくら除毛クリームを使用しても毛量が減ることはないということです。
除毛クリームを継続的に使用すると毛が濃くなる??と気にしている方もいるかもしれませんが、原理的に濃くなることはありませんのでご安心を。
除毛・脱毛の違いを簡単に纏めます。
除毛:表面の毛を切って取り除く。
脱毛:毛穴奥深くの毛を作る細胞(毛乳頭やバルジ細胞)に働きかけて減毛を促す。
除毛クリームの4つメリット
除毛クリームを使う際の4つのメリットを紹介します。
- 短時間で除毛できる。
- 毛色や太さに関係なく除毛できる。
- 安価に購入できる。
- スキンケアにも期待できる。
短時間で除毛できる
脱毛したい部分に塗る→待つ→拭き取る
この3つ工程で20分もあれば除毛出来るので、自宅で空き時間に出来てしまいます。
毛色や太さに関係なく除毛できる
細い毛・太い毛・白い毛関係なく除毛でき ます。例えば、脱毛サロンが多く採用しているフラッシュ脱毛は白い毛には効果がありませんが、除毛クリームを使えばごっそりです。
安価に購入できる。
アマゾンや楽天などで手軽・安価に購入出来ます。価格は1000円〜2000円程度が相場ではないでしょうか。種類が豊富なのでどれを買えば良いのか悩むくらいです。
スキンケアにも期待できる。
最近の除毛剤には除毛後の乾燥を防ぐため、保湿成分が含まれているものが多くなっています。以前は除毛後のスキンケアが欠かせないと言われていましたが、最近では特別にスキンケアをする必要がないくらいです。
脱毛クリームの3つのデメリット
脱毛クリームを使う場合にはデメリットがあることも知っておきましょう。
- 脱毛は出来ない。
- デリケートゾーン(VIO)や髭には使えない。
- 肌に合わない場合もある。
脱毛は出来ない。
前述したように、除毛と脱毛は全く違います。
除毛クリームでは脱毛は出来ないので、除毛した毛はまた伸びてきます。
脱毛したければ脱毛サロンや医療脱毛に通う必要があります。
デリケートゾーン(VIO)や髭には使えない。
脱毛クリームはいわゆる”酸”で毛を溶かしているので、かなり強い薬剤が使われています。ですのでデリケートゾーンや顔周りへの使用は推奨されていないですし、使用出来ないと明記されているものが殆どです。
VIOラインや顔周りには使えないと思っていた方が良いでしょう。
肌に合わない場合もある。
かなり個人差がありますが、人によっては肌が荒れてしまう、赤みが取れないなどの症状が出ることがあります。殆どの商品は事前のパッチテスト(使用前の適合確認)を推奨していると思いますので、説明書をしっかり読みつつ、パッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
まとめ
除毛クリームの原理、メリット、デメリットについてまとめてみましたが如何でしたでしょうか。
除毛クリームは手軽に除毛できる便利なアイテムですが、VIOや顔周りには使えないなどのデメリットもあることを知っておいて頂ければと思います。
また、脱毛の効果は残念ながら期待出来ませんので毛を薄くしたい、無くしたいという方にとっては一時的な処置になるでしょう。